SERIF

【2人掛け合い】夜、帰り際の玄関前

約4分 作: あかおに
女「......もう帰っちゃうの?」 男「帰るよ。さすがにこのまま居たら迷惑だろ」 女「迷惑じゃないけど」 男「いや、さっきから顔赤いし」 女「それは......あんたのせい」 男「俺?」 女「だってさっき、あんなこと言うから」 男「好きって言っただけだろ」 女「だけ...じゃないの」 男「じゃあ、どうすればよかったんだよ」 女「もうちょっと、優しく言ってほしかった」 男「十分優しく言ったつもりなんだけど」 女「足りない」 男「厳しいな」 (少し間) 男「じゃあさ」 女「うん」 男「もう一回言うから、ちゃんと聞けよ」 女「......うん」 (少し近づく) 男「好きだよ」 女「......」 男「すごい好き」 女「......近い」 男「近くないと伝わんないだろ」 女「伝わってる」 男「じゃあ、なんでそんな顔してんの」 女「どんな顔」 男「今すぐ抱きしめてほしそうな顔」 女「......ばか」 男「違う?」 女「......違わないけど」 (少し間) 男「ほら...」 (軽く引き寄せる) 女「......」 男「これでいい?」 女「......もっと」 男「え?」 女「もうちょっと、強く」 男「......ほんとにいいの?」 女「いい」 (ぎゅっと抱きしめるイメージ) 女「......あったかい」 男「そりゃそうだろ」 女「落ち着く」 男「それは俺も」 女「......ねえ」 男「ん?」 女「なんでそんなに優しいの」 男「優しくしてるつもりないけど」 女「してるよ」 男「好きなやつにはこうなるだけ」 女「......ずるい」 男「またそれ言う」 (少し間) 女「帰ってほしくない」 男「......」 女「でも、困らせたいわけじゃない」 男「困ってはない」 女「じゃあ、どう思ってるの」 男「正直に言うと」 女「うん」 男「俺も帰りたくない」 女「......」 男「ずっとこうしてたい」 女「......同じ」 (少し静かな間) 男「なあ」 女「なに?」 男「もう一個、わがまま言っていい?」 女「なに」 男「こっち見て」 女「......」 男「目、そらすな」 女「......見たけど」 (視線合わせる間) 男「好き」 女「......」 男「何回でも言う」 女「......私も」 男「もう一回」 女「え?」 男「ちゃんと聞きたい」 女「......好き」 男「うん」 女「すごく好き」 男「......やばい、それ」 女「なにが」 男「離したくなくなる」 女「......離さなくていいよ」 (少し間) 男「ほんと、帰れなくなっちゃう......」 女「それでもいい」 男「......責任とれよ」 女「うん、とる」 (少し笑う) 男「じゃあ、あと5分だけ」 女「短い」 男「10分」 女「もっと」 男「......欲張り」 女「だって好きだから」 男「......それ言われると......」 (静かに寄り添う) 女「ねえ」 男「ん?」 女「明日も会える?」 男「会うに決まってるだろ」 女「よかった」 男「だから今日は我慢しろ」 女「......がんばる」 男「いい子」 女「子ども扱いしないで」 男「してない。大事にしてるだけ」 女「......それ、反則」 (少し間) 男「ほんとに帰るぞ」 女「......うん」 男「最後、顔見せて」 女「......」 男「......やっぱ帰りたくねえ」 女「ふふ......」

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